ロブマイヤーとは
ロブマイヤーは、ウィーンのガラス文化と照明デザインを二世紀以上にわたり育んできた工房です。薄く繊細なグラス、手仕事によるカットやエングレーヴィング、建築空間のためのシャンデリアで知られています。歴史的な技法を守りながら、その時代の建築家やデザイナーと協働し、日常の器から大規模な照明まで幅広く手がけてきました。
ロブマイヤーの歴史
1823年、ヨーゼフ・ロブマイヤーがウィーンのヴァイブルクガッセに店を開いたことから始まり、のちにハプスブルク家へ製品を納めました。19世紀後半には万国博覧会やウィーンの都市建設とも関わり、20世紀初頭にはヨーゼフ・ホフマン、アドルフ・ロースなどウィーン・モダニズムを代表する人物と協働。現在は創業家の第六世代が、手吹き、カット、彫刻、研磨の技術と現代デザインの橋渡しを続けています。
代表的な作品とシリーズ
テーブルウェアでは、ハンス・ハラルド・ラートが1952年にデザインした丸みのある「アルファ」や、建築家・デザイナーとの協働によるグラスが広く知られています。照明では、1966年にニューヨークのメトロポリタン歌劇場のために制作された、星雲を思わせる「メトロポリタン」シャンデリアが象徴的です。年代の異なる作品でも端正なプロポーションと軽やかな手仕事が共通しています。
ロブマイヤーの査定で確認したいポイント
査定時には、底面や側面の刻印・サイン、シリーズ名、デザイナー、サイズ、色、客数を確認します。非常に薄いグラスもあるため、口縁の小さな欠けや亀裂、脚部の傷、金彩やエングレーヴィングの状態が重要です。シャンデリアや照明は、パーツの欠品、配線、取付金具、修復履歴が分かる資料も一緒にお知らせください。無理に分解せず、全体と細部の写真をご用意いただくと安全です。





